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歯科医師の20代の年収っていくら?地域・男女別の年収などを比較!

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皆様こんにちは!

横浜市鶴見区にありますインプラントのヴェリタスインプラントサロン横浜歯周病治療のうえの歯科医院歯科助手・管理栄養士兼トリートメントコーディネーターの高岡です。

歯科医師としてのキャリアをスタートさせる20代の時期は、その後の働き方や収入に大きく影響する重要な期間かもしれません。この年代の年収は、性別や地域、勤務形態によって異なる傾向が見られます。

今回は、20代の歯科医師の年収に焦点を当て、さまざまな角度からその実態と年収アップに向けた考え方をご紹介します。お金に関する内容は非常に繊細な部分ですので、あくまで一般的な傾向としてご参考いただけますと幸いです。

■歯科医師の平均年収の比較

歯科医師の平均年収は、いくつかの要因によって異なります。

ここでは、男女別、地域別、そして勤務医と開業医という働き方による年収の違いについて見ていきましょう。

◆男女による平均年収の比較

男女別の平均年収は、ある調査によると、令和4年度のデータでは、男性歯科医師の平均年収が約793万7,800円であったのに対し、女性歯科医師の平均年収は約878万1,200円と、女性が男性を上回る結果となったケースも報告されています。これは、女性歯科医師の増加や、ライフイベントに対応した福利厚生の充実などが背景にある可能性も考えられます。ただし、これらの数値はあくまで平均であり、個々の働き方や経験によって大きく異なることもあります。

◆地域ごとの平均年収の比較

歯科医師の年収は、勤務する地域によっても差があることがうかがえます。2020年の「賃金構造基本統計調査」を基にした地域別のランキングでは、富山県が約1,825万円と比較的高い平均年収を示し、次いで長野県(約1,777万円)、大分県(約1,503万円)などが続くといった情報もあります。一方で、東京都は約626万円、大阪府は約830万円という数値が示されていることもあります。ただし、一部の地域で平均を大きく上回る数値が見られる場合は、調査のサンプル数の影響を受けている可能性も考慮する必要があるでしょう。

◆勤務医と開業医の平均年収の比較

歯科医師の働き方として、勤務医と開業医では年収に大きな違いが見られる傾向があります。一般的に、個人の歯科医師(勤務医を含む)の平均年収は500万円から600万円台とされることがあります。これは研修医や休業中の歯科医師も含まれるため、あくまで参考値として捉えられるかもしれません。

これに対し、医療法人の院長の平均年収は1,200万円から1,400万円程度(賞与込み)といった情報もあり、現役で働く開業歯科医師の多くは1,000万円を超える収入を得ていると見られることもあります。歯科診療所の規模別に見ると、10〜99人規模の診療所に勤務する歯科医師の年収が約814万円と比較的高い傾向にあるというデータや、一般病院に勤務する歯科医師の平均年収が約1,210万円と、一般診療所の勤務医と比較して高い水準にあるといった情報もあります。

開業医の場合、個人開業の歯科診療所の院長が平均で約1,201万円、医療法人の歯科診療所の院長が約1,429万円といったデータもあり、医療法人の方が年収が高い傾向にある可能性が示唆されています。全体として、歯科医師の年収は500万円を超える水準が目安とされ、勤務先や地域、年代によって大きく変動する可能性があると言えるでしょう。

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■20代の歯科医師の平均年収

歯科医師としての一歩を踏み出す20代は、キャリア形成の上で非常に重要な時期ですが、年収という点では他の年代と比較して異なる傾向が見られることがあります。

◆20~24歳の年収

令和4年賃金構造基本統計調査によると、歯科医師の20歳から24歳の平均年収は約210万円程度とされています。この年代の年収が他の年代と比較して低い傾向にある主な理由としては、歯科医師になるまでの教育課程と研修期間が挙げられます。歯科医師になるためには、原則として6年制の歯学部を卒業する必要があり、最短でも24歳で歯科医師免許を取得することになります。

さらに、歯科医師免許取得後には1年以上の臨床研修が義務付けられています。そのため、24歳の時点では多くの場合、研修医として勤務している期間にあたります。研修医期間中の給与は、一般的に月額20万円を超えることは少なく、12万円から20万円程度の範囲であることも少なくありません。このような背景から、20歳から24歳の期間は、まだ研修期間中であるか、研修を終えたばかりの時期にあたるため、年収が低めになる傾向があると考えられます。

◆25~29歳の年収

25歳から29歳の歯科医師の平均年収は、20歳から24歳の時期と比較して上昇する傾向が見られます。複数の調査結果によると、この年代の平均年収は400万円台から800万円台と、情報源によって幅があるものの、キャリアの経験を積み始めることで収入も増えていくことが示唆されています。例えば、あるデータでは25~29歳で約464万円程度という数値が示されていることもあります。この時期は、研修期間を終え、本格的に歯科医師としての業務に従事し始めるため、年収が上昇する傾向にあると言えるでしょう。

 

■歯科医師が年収を上げるために20代からやるべきこと

では、20代の歯科医師が年収アップを目指すためには何かできることはあるのでしょうか?

早い段階から取り組めることはいくつか考えられます。

◆学会や研究活動に参加する

歯科医療は常に進歩しており、新しい知識や技術が次々と生まれています。学会や研究活動に積極的に参加することは、最新の知見を習得し、自身の専門性を高める上で非常に有効な手段となるでしょう。専門性が高まることで、より高度な治療を担当できるようになり、それが結果的に年収アップにつながる可能性もあります。また、研究活動を通じて得られた成果は、自身のキャリアにおける付加価値となり、将来的な評価にも影響を与えるかもしれません。

◆副業をする

本業以外に副業をすることも、年収を増やすための一つの選択肢となり得ます。歯科医師の資格を活かして、非常勤で他の医療機関で勤務したり、あるいは自身の知識や経験を活かしたコンサルティングや執筆活動などを行うことも考えられます。ただし、本業に支障が出ない範囲で、自身のスキルや時間を有効活用することが重要です。

◆別の医療機関でアルバイトをする

複数の調査によると、常勤先以外の医療機関でアルバイトをしている医師は全体の77.3%を占めるというデータもあります。これは、アルバイトが収入増加の有効な手段として広く認識されていることを示しているかもしれません。別の医療機関でアルバイトをすることで、収入を直接的に増やすことができるだけでなく、異なる診療所の運営方法や、さまざまな症例に触れる機会を得ることもできます。これは、自身のスキルアップや経験の幅を広げる上でも有益な経験となる可能性があるでしょう。

■歯科医師の年収が低いと言われる理由

歯科医師の年収について、「低い」という声を聞くことがあるかもしれません。その背景には、いくつかの要因が考えられます。

◆市場における競争の激化

近年、歯科医師の数や歯科診療所の数が増加傾向にあり、市場における競争が激化していると言われています。患者様の選択肢が増えたことで、特定の歯科医院に患者さんが集中しにくくなり、結果として患者数の確保が難しくなることがあります。これにより、平均年収が低下する傾向が見られる可能性も指摘されています。

◆開業医の経営スキルの不足

多くの歯科医師は、将来的に自身の診療所を開業することを目指すかもしれません。しかし、歯科医療の知識や技術に長けていても、必ずしも経営やビジネスに関するスキルが十分とは限らないことがあります。経営スキルやマーケティングの知識が不足している場合、効率的な経営や収益の最大化が難しくなり、それが年収に影響を与える可能性も考えられます。

◆新しい治療法や技術への対応能力の低下

歯科医療は日進月歩であり、常に新しい治療法や技術が登場しています。患者さんのニーズに応え、競争力を維持するためには、これらの新しい技術や知識を継続的に学び、取り入れることが重要です。しかし、日々の診療に追われる中で、学習やスキルアップのための時間や費用を確保することが難しい場合もあります。新しい技術への対応が遅れると、提供できる治療の幅が狭まり、結果的に収入の減少につながる可能性も指摘されています。

■歯科医師に関するよくある質問

◆歯科医師で年収5,000万円はいける?

歯科医師として年収5,000万円を達成することは、一般的には「大成功している歯科医師」の領域とされることがありますが、不可能ではないと考えられています。例えば、年商が2億円の歯科医院の場合、院長(または理事長)の年収が概算で5,000万円になるという見方もあります。

この高収入を目指すには、主に二つのアプローチが考えられます。一つは、歯科医業での成功(プレーヤー方式)です。これは、勤務医であれば自費診療の割合を増やして歩合給を上げる、開業医であれば積極的に集患・増患に努め、医院全体の収入を増やすといった方法です。多くの患者様を診察し、自費診療で一人あたりの単価を高めることで、高い年収を目指すことも可能かもしれません。ただし、患者数や地域特性、自身の技術スキル、体力など、様々な制約を考慮する必要があるでしょう。

もう一つは、同業者からの支持を得る方法(市場拡大方式)です。セミナー開催、専門雑誌への寄稿、学会発表などを通じて、他の歯科医療者に対して価値を提供し、自身の専門性を確立していくことで、診療以外の収入源を増やすことが期待できます。有名になることで講演料などの収入が見込めるほか、書籍の出版も自身の市場価値を高め、セミナーやコンサルティングといった新たな収入源につながる可能性を広げるでしょう。

◆職種別の平均年収ランキングで歯科医師は何位?

厚生労働省が2020年に行った「賃金構造基本統計調査」によると、職種別の平均年収ランキングで歯科医師は14位に位置し、その平均年収は約570万円と報告されています。この順位や金額は、調査時期や調査対象によって変動する可能性がありますが、全体の中での歯科医師の収入水準の一つの目安として参考にすることができるかもしれません。

■まとめ

20代の歯科医師の年収は、キャリアの初期段階であることや、性別、地域、勤務形態など、さまざまな要因によって変動する傾向があります。特に20代前半では研修期間の影響で年収が低い傾向が見られますが、経験を積むことで収入も徐々に上昇していくことが期待されます。

年収アップを目指すためには、学会や研究活動への参加による専門性の向上、副業やアルバイトによる収入源の多様化などが有効な手段となるでしょう。また、歯科医師の年収が低いと言われる背景には、市場競争の激化や経営スキルの不足、新しい技術への対応能力などが影響している可能性も考えられます。

歯科医師として高収入を目指す道は決して容易ではありませんが、戦略的なキャリア形成と継続的な学習を通じて、自身の可能性を広げることが期待できます。

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